カテゴリ:カメラやレンズのこと( 27 )

2017年 02月 12日
EFマウント 40mm単焦点レンズ 近接撮影比較
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キヤノン EFマウント用には40mm単焦点レンズが2本あります。
ひとつがキヤノン純正のEF-S 40mm F2.8 STM、もうひとつがコシナがフォクトレンダー・ブランドで製造するUltron 40mm F2 SLII Aspherical。
(正確にはウルトロンには外装と名前の違うタイプがもうひとつありますが、光学系は同じとのことなので、同じとさせていただきます)
ともに俗に言うパンケーキ・レンズという薄型の小さなものです。
他マウントでも、この辺りの焦点距離にはパンケーキが多いですが、作りやすいのでしょうね。
どの程度違うのか、以前から気になっていたので撮り比べてみました。
野外だと条件をそろえるのが大変なので、屋内、しかもレンズのほぼ最短撮影距離という超近接撮影になります。

撮影に使用したカメラはキヤノンEOS 6D。
ISO 400、WBは4300K、中央重点測光の絞り優先AE、レンズ光学補正は周辺減光についてはOFF、色収差についてはONです(ウルトロンには適応されないので、切っておかないといけませんでしたね。失敗です)。
画質設定はJPEGラージ・ファイン、トリミングせず横幅を800pxになるようにリサイズし、Adobe Photoshop Elements 11で「Web用に保存」したものとなります。

まずはウルトロンから。
開放のF2
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F2.8
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F5.6
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F8
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F11
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(オリジナル画像はこちら

次にEF-S 40mmです。
開放のF2.8
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F4
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F5.6
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F8
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F11
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(オリジナル画像はこちら

いかがでしょう?
同じ40mmと言っても、キヤノンの方が少し広いですね。
意外だったのはウルトロンの方がボケがガチャガチャしていることでしょうか。キヤノンの方がスッキリしていてキレイです。
でもF5.6まで絞れば、ほとんど変わりませんね。

市場に先行したのはウルトロンで、その大きさからごく一部で人気を得たようですが、純正が発売されてしばらくすると製造中止になりました。
その純正も大きさと価格(新品でも17000円ほど)という点で一躍人気を得ましたが、しばらく前から中古で本当によく見かけます。
APS-Cだと使いにくい焦点距離だからか、それとも特によく写るわけでもないし、所有欲を満たされるような見た目でもないからなのか、その理由は分かりませんが・・・

今日の記事は、そんな不人気レンズに少しでも光が当たれば良いナァ・・・ということで(^^)
フルサイズだと使いやすい画角なんですもの。

大阪府八尾市
Canon EOS 6D
Tamron SP AF28-75mm F2.8

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by daisiweblog | 2017-02-12 19:19 | カメラやレンズのこと | Comments(0)
2016年 06月 08日
やっぱり小さい方が・・・ Canon EF-S 24mm F2.8 STM
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EOS 6D、フルサイズ一眼レフの中では小さくて軽い方ですが、でも、やっぱりそれなりの大きさ重さでして。
特に暑くなると、持ち出すのが結構、億劫になるのです。
というわけで、ホコリをかぶっていたEOS Kiss X2を復活させようと、小型軽量のEF-S 24mm F2.8 STMを購入しました。

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左側がEOS 6DにEF 40mm F2.8 STM、右がEOS Kiss X2にEF-S 24mm F2.8 STM。
用途は諸々、似たようなものですが、左側の組み合わせで810gほど、右側で600gほど。
たった200g、されど200g。この差が結構大きいんですよね。

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実は現有のEOSシステムはとりあえずそのままで、別マウントを追加することも検討しました。
条件は標準画角の単焦点レンズが用意されている小型軽量APS-Cの一眼レフ。
光学ファインダーがある方が良いので、ミラーレスは除外しました。
となると、ニコンのD3xxx系にAF-S DX NIKKOR 35mm F1.8Gの組み合わせが1つ。
あるいは、ペンタックスのいずれかにsmc PENTAX-DA 35mm F2.4ALか。
でも、どちらの組み合わせもEOS Kiss X2にEF-S24/2.8よりも厚みが出るのですよね。
特に、たまたま近くのキタムラに中古品があったペンタックスK-S1は良い感じだったのですけども、ボディもレンズも新しく用意するほどの決め手には欠けていて。

というわけで、古のKiss X2を再登板させようと考えたのです。
いずれ、より小型軽量のEOS Kiss X7に入れ替えても良いかな、と思っております。

大阪府八尾市
Ricoh GXR
Ricoh Lens S10 24-72mm F2.5-4.4 VC
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by daisiweblog | 2016-06-08 19:25 | カメラやレンズのこと | Comments(4)
2016年 06月 02日
ニューフェース登場、型落ちだけど・・・ Ricoh GR
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昨年の今ごろ、普段からカバンに放り込んでおくためのカメラとしてキヤノンPoweshot S200を買いました。
使い勝手も良く、気に入っています。
でも、なんだか物足りない。たまにリコーGXR + A12 GR 28mmのセットで使って、撮ったのを見ると、やっぱりええな、となりまして。
ただ、大きくて重いのが難点。いや、まぁ、分かってて買ったのですけどね。
それを解消しようと選んだのがリコーGR。新型が出て、お安くなったのも決め手です。

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スペックは似通ってても、厚みが半分ぐらい、重さが1/3ほど。
特に薄くなったのがうれしい。カバンの中で邪魔になりませんから。

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初代GR Digitalとともに。
新品が5万円切ったから、とヨドバシ梅田で買ったのです。
2007年8月のお話。
もう9年前なのかぁ。早いナァ・・・

大阪府八尾市
Ricoh Caplio GX100
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by daisiweblog | 2016-06-02 19:10 | カメラやレンズのこと | Comments(4)
2016年 03月 07日
デジタルマビカ
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フロッピーに記録するデジカメをもらってきました
ソニーのMVC-FD90という型で、2000年6月に発売されたもの
当時の定価は99800円と、なかなかのお値段 (こちら
バッテリー、充電器も一緒だったのですが、残念ながら充電できないみたいで
ACアダプターだと問題なかったので撮ってみました

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記録サイズを変えて撮ってみたんですが、どういうわけだか一番大きなサイズだと良くなくて
で、80万画素ぐらいの1024 x 768となります
他の写真は長辺800pxにしてありますが、これはリサイズなしのそのまま
ホワイトバランスも「オート」で撮ったままで、後からの色の調整はしていません

さすがに暗いとノイズがいっぱいでしたが、明るささえ十分なら、画質としては問題ありません
色の問題ですが、これは後でどうとでもなりますしね
むしろ、何とも言えない<雰囲気>を感じて、好ましく思います
バッテリーが使えたのなら、一度、外に持ち出して遊んでみたいところです

大阪府八尾市
Canon PowerShot S200
Sony MVC-FD90
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by daisiweblog | 2016-03-07 19:05 | カメラやレンズのこと | Comments(0)
2011年 10月 12日
シマシマと真っ黒 ~2つのフレクトゴン35mm~
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M42マウントの35mmレンズで人気のあるものが、東ドイツのカール・ツァイス・イエナ・フレクトゴン35mmです。
製造時期により、銅鏡がシルバーの初期のもの、しましまのゼブラ柄になる中期のもの、そして真っ黒になる後期のものと、大きく分けて3種類あります。
初期のものと中期のものは開放F値が2.8で単層コーティング、後期のものは開放F値が2.4でマルチ・コーティングになり、それぞれ最短撮影距離も異なります。中期のゼブラのもので18cm、後期のMCのもので20cmと、マクロ・レンズ並みに寄ることが出来ます(初期のものは、記憶が不確かですが、40~50cmぐらいだったと思います)。

たまたま手元にゼブラのものとMCのものの2種類がありましたので、撮り比べてみました。
カメラはペンタックス *ist DS。ピントは向かって左のカメラの向かって右側のアイレットに合わせました。
設定はISO 400で露出優先AE、WBはManual。JPEG最高画質で撮影し、Photoshop Elements 5.0でリサイズ、文字入れと「Web用に保存」(圧縮率50)したのみで、レタッチはしていません。

ゼブラ 開放 1/45sec. 2,406,687 Byte
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ゼブラ F=4 1/20sec. 2,466,281 Byte
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ゼブラ F=8 1/6sec. 2,792,943 Byte
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ゼブラ F=11 1/3.3sec. 3,004,111 Byte
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MC 開放 1/60sec. 2,278,042 Byte
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MC F=4 1/20sec. 2,391,211 Byte
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MC F=8 1/6sec. 2,738,829 Byte
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MC F=11 1/3.3sec. 2,988,313 Byte
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ゼブラの方は、俗に言われる”放射能レンズ”というもので、黄色く変色しています。
カメラのホワイト・バランスを<オート>にしていると、まったく問題ないのですが、敢えて変色していないレンズでホワイト・バランスを合わせました上で撮影しました。

こういう撮影状態ですので、比較は出来ませんが、こうして見てみると、やはり似たような描写ですね。
気になるのはMCを開放で撮影した場合の後のボケ方。いかに新聞とはいえ、ちょっとキタナイ。ゼブラの方は、開放でも割とキッチリしていますが、これはF値0.4の差のためなのでしょうか。

同じ絞り値のファイル・サイズを並べてみました。
文字入れ前の、*ist DSのJPEG最高画質で撮ったままのファイルのサイズです。
ファイル・サイズが大きいほど情報量が多いということになりますので、単純に言えば、解像度が高く、周辺が流れていない画像ほどファイル・サイズが大きくなります。
--------------------------------------------------------------
 開放
 ゼブラ  2,406,687 Byte
 MC  2,278,042 Byte

 F=4
 ゼブラ  2,466,281 Byte
 MC  2,391,211 Byte

 F=8
 ゼブラ  2,792,943 Byte
 MC  2,738,829 Byte

 F=11
 ゼブラ  3,004,111 Byte
 MC  2,988,313 Byte            
--------------------------------------------------------------
面白いのは、いずれの場合もゼブラの方がデータ量が多いことです。
とはいえ、いずれも画角が微妙に異なる上、写っている範囲も異なりますし、ピントの位置も微妙に前ピン、後ピンがあります。また、ゼブラは黄変していますので、その色のデータも含まれると思いますので、あくまで参考程度とお考えください。

しかし、*ist DSの測光は安定していますね。
マウント・アダプター経由なので、実絞り測光での絞り優先AEですが、レンズが違うのに結果が同じなのですから。

なお、原寸大写真は(3008*2000 pixels)下記に置いてあります。
「小さくて分からん。もっとデカイのを!」という方はご覧ください。
http://www.imagegateway.net/p?p=FtRuRwBGhLs&t=ICw

こちらの記事を再構成 (元記事の作成は2008年1月30日)

大阪府八尾市
Pentax *ist Ds
Voigtlaender Color-Ultron 50mm F=1.8
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by daisiweblog | 2011-10-12 18:06 | カメラやレンズのこと | Comments(4)
2011年 08月 16日
ブラブラ歩きのお供に Nikon EM
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AE専用、露出補正もないようなもの、という割り切った仕様のMFカメラです。
以前から興味があったのですが、くたびれた固体が多く、なかなか手が出せなかったカメラ。
今回、縁あって入手いたしました。

今年の春、ヤフオクを覗いておりましたら、このカメラがAi改造されたオート・ニッコールの43-86mmとセットで出品されておりました。
そのレンズが欲しかったのですが、どこかのリサイクル屋さんからの出品らしく、「レンズに汚れがあります」「ジャンク扱い」ってだけの状態表示。
そんな状態表記でも「まず無理だろう」って金額でしか入札していなかったものの落札できてしまいまして。
受け取ると、まぁ予想通りレンズはカビでダメ、でもカメラは問題なしだったので、掃除してモルトを貼り替えて愛用しております。

Nikon EM 仕様一覧
 ------------------------------------------------
  発売: 1980年3月
  発売時価格: 40000円 (ボディのみ)
  フォーマット: 135判 24×36mm
  マウント: ニコンF Aiマウント
  シャッター: 電子制御上下走行式金属幕メタルフォーカルプレーン
  シャッタースピード: 電子制御式 1sec.-1/1000sec. メカニカル B、1/90sec.
  ファインダー: ペンタプリズム使用、アイレベル式 (フォーカシング・スクリーン固定式)
  ファインダー視野率: 92%、倍率=×0.86
  測光方式: TTL中央部重点開放測光
  露出モード: 絞り優先AEのみ
  バッテリー: SR44 X2
  外形寸法: 134.5×86×54mm
  重量: 460g (電池含まず)
 ------------------------------------------------

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絞り優先AE機ですので、電池を入れないとシャッターが切れません。
電池はSR44というボタン電池が2個。一般的なもので、コンビニでも入手できると思います。
入れる向きが分かりにくいのですが、2つとも+を上に入れればOKです。

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裏ブタを明けたところです。
特に変わったところはなく、この手のカメラとしてはいたって普通です。
裏ブタの開け方ですが、軍幹部の巻き戻しクランクを引っ張ると、ポコッと開くという普通の方法です。

同じように愛用しているニコンのFE2だと、巻き戻しクランク根元のレバーを操作しながら引っ張り上げないといけず、FE2を使っているときはそれが面倒だと思うのですが、無いとなると、なんとも頼りない印象。
勝手なものです。

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このカメラを中古で買ったときに気をつけないといけないのはココ、裏ブタのヒンジ部分です。
30年も前のものですので、ココのモルトがダメになっているものが多いと思いますが、ココから光漏れしやすいのです。
ぜひとも張り替えてやってください。

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軍幹部です。
ペンタ部左側に巻き戻しクランクとフィルム感度設定ダイヤル、右側に巻き上げレバーとシャッター・ボタン、フィルム・カウンターなどがあります。

シャッター・ボタン根元は、シャッター・スピード変更スイッチになります。
普段は「AUTO」に設定しておけばOKですし、実質それだけ、いたってシンプルです。
シャッター・ボタン左側(内側)のボタンはバッテリー・チェッカー。
コレを押して、電池容量が十分なら、その下の赤ランプが点きます。

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正面です。
レンズ左側のレバーはセルフ・タイマー、右側にはレンズ脱着ボタンがあり、その上には逆光補正ボタンがあります。
その名の通り、逆光時に押すボタンで、このボタンを押している間は+2補正されます。
露出に関して操作できるのは、このボタンのみで、あとはフィルム感度設定ダイヤルを変更してやるぐらいしか出来ません。

露出に関して言えば、1/1000秒でもオーバーになるときと1/30秒以下になるとき、ピピッと警告音が鳴り、これは止めることが出来ません。
親切と言えば親切な機能ですが、お節介と言えばお節介な機能です。

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最後に背中側の眺めです。
裏ブタ真ん中に四角い枠はフィルム・インジケーター。AF一眼レフになると、裏ブタの一部に窓が付いており、中に入っているフィルムがどのようなフィルムかが分かるようになっていますが、この時代のものにはそれがありません。そこでこの四角の枠にフィルムの箱の一部を千切って入れておけるようになっています。

写真のものには視度補正レンズが付けてあります。
FM10用として現在でも販売されているもので、容易に入手できます。
中古でMFカメラを買う際、意外と考慮されないのがこの点です。
ピント合わせに直結する部分なので、自分の視力と合っていないとホントに苦痛なんですけどね。。。
ファインダー自体は見やすく、ピントは合わせやすいです。

割り切った仕様の小型軽量機なので、現行のD3100の源流にあるものと言えます。
使い手の手の大きさにもよりますが、このカメラもD3100同様、小さ過ぎてホールディングがよくありません。
またミラー・ショックが大きいので、低速シャッター時、かなりシッカリ構えていないとブレてしまいます。
しかしながら、やはり小型軽量というのは大きなメリットで、ブラブラ歩きには最適なカメラだと思います。

*ニコンEMで撮った写真はこちら

大阪府八尾市
Canon EOS Kiss X2
Canon EF-S 18-55mm F=3.5-5.6 IS
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by daisiweblog | 2011-08-16 17:27 | カメラやレンズのこと | Comments(4)
2010年 05月 23日
50mmレンズ いろいろ撮り比べ F=8編
今度はF=8で撮影したものです。
50mmレンズだと、F=8ぐらいの絞り値に合わせることが多いのではないでしょうか。

シャッター・スピードは0.8秒。
Voigtlaender Color-Ultron 1.8/50のみ明らかに暗いです。半段ほど絞り過ぎているようですね。

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特に言うことはありません。
F=4と同じく違いがよく分かりません。

開放、F=4、F=8と絞り値を変えて13本のレンズを撮り比べてみましたが、屋内蛍光灯照明下での撮影では残念ながら予想していたような違いは出てきませんでした。
これが屋外での撮影であったり、あるいは被写体が食べ物であったり動物や人物であったりすると、もっと大きな目立った違いが出てきたのかもしれません。

ただ、一つ思ったのは、全部<キヤノン>だということ。
デジタルで写り方の違いを楽しむなら、いろんなレンズを持つよりも、いろんなボディを持つ方が違いがハッキリして楽しいかもしれません。結果的にレンズもいっぱい持つことになりますが。。。

原寸大写真は(4278*2848 pixels)下記に置いてあります。
「小さくて分からん。もっとデカイのを!」という方はご覧ください。
http://www.imagegateway.net/p?p=DPDneMFBxQM

開放編はこちら
F=4編はこちら
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by daisiweblog | 2010-05-23 13:43 | カメラやレンズのこと | Comments(8)
2010年 05月 23日
50mmレンズ いろいろ撮り比べ 開放編
先週アップした「50mmレンズ いろいろ撮り比べ」の続きです。
前回はF4で撮り比べましたが、違いがよく分かりませんでした。
というわけで、開放とF8とで再度撮ってみました。

撮り比べたレンズ、撮影条件は前回と同じです。
ただWBは今回もマニュアルですが、前回基準にした画像を消してしまったので、新たに設定し直しましたし、被写体の設置条件も再現不可能ですので、ご容赦ください。
またピント合わせ(ピント位置は右側のカメラのシャッター・スピード・ダイヤル「25」の部分)も前回と同じくライヴ・ビューを使用しましたが、明らかなズレがあります。ピント合わせした人間の精度に狂いがありますので、その辺もご容赦ください。

注)Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZFでの撮影の際、使用したマウント・アダプターとの相性が悪くシッカリと固定できなかったため、鏡胴を手で押さえながら撮影いたしました。そのため、手ブレあるいは微妙なカメラの移動があったと思われます。

なお露出は開放値がF=1.4のもので1/40秒を基準にし、F=1.8のものは1/25秒、F=2のものは1/20秒、F=2.8のものは1/10秒となっております。

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レンズの個性が最も出ると言われている開放で撮影しました。
F1.8やF2のレンズとなると、ピントの合った部分はシャープです。
逆にF1.4のレンズはさほどでもないです。
この辺りは上述したピント合わせした人間の精度の問題が大きいように思われのですが。。。
ピントの合った部分はともかく、ボケには違いがほとんど見られません。
背景と被写体の選択がやはり間違っていたようです。

原寸大写真は(4278*2848 pixels)下記に置いてあります。
「小さくて分からん。もっとデカイのを!」という方はご覧ください。
http://www.imagegateway.net/p?p=DvyHFhYMMSn

F=4編はこちら
F=8編はこちら
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by daisiweblog | 2010-05-23 13:26 | カメラやレンズのこと | Comments(4)
2010年 05月 16日
50mmレンズ いろいろ撮り比べ その2
「50mmレンズ いろいろ撮り比べ その1」に続いて「その2」です。
フォーカスを合わせた部分の周辺を等倍で切り出してみました(800*600 pixels)。
前述のように、微妙に画角が異なりますし、ピントの位置も微妙に前ピン、後ピンがありますので、頭の中で補完しながらご覧いただけましたら幸いです。
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今回のテストに使用したレンズはすべて中古品を入手したものです。
海外製のものはすべてeBay経由でヨーロッパから購入したものですし、日本製のものでもヤフー・オークションを経由して入手したものもあれば、中古カメラ屋さんの「保障ナシ」コーナーで購入したものもあります。
実用上問題がない、と判断したものですが、程度はさまざま、新品時の精度は出ていないと思われます。
あくまで今回使用した固体に限る、という前提でお考えください。
また、各レンズについて書いた雑感は超が付くほど個人的なものです。当てにしないでいただけますと助かります。

Canon EF50mm F1.4 USM
「甘い」と言われることが多いレンズですが、等倍切り出しだと確かに甘いですね。少し滲んでいますし。
とはいえ、全景写真ではまったく問題ないレベルです。
キシロさんのテスト結果を見ると、そのようなことがありません。
その理由がピント合わせにあるのか、それとも個体差なのか、はたまたカメラの画素数(820万画素と1200万画素の違い)の違いなのか、その辺りは分かりません。
上の全景写真では分かりにくいですが、背景のボケの柔らかさからくる潤いと言って良い感じが好きなレンズです。

Canon EF50mm F1.8 II
上のCanon EF50mm F1.4 USMとは逆に「シャープ」と言われることが多いレンズですが、確かにシャープです。
等倍で切り出しても滲みは一切ナシ。実にカッチリと写っています。新品実売価格9000円のレンズとは思えません。
ただ、そのシャープさとの引き換えに、画像に潤いがなく、バサバサした感じを受けます。
好みの問題と言えばそれまでですし、ブログサイズの写真を見ただけでは分からない程度の違いですが、一度持った印象はなかなか薄れません。

Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 AE(J)
「標準レンズの帝王」と言われたレンズですが、デジタルとの相性は果たしてどうでしょう。
ネガでの印象が良く、今回のテスト結果でもその印象はあまり変わらず、そこで感じた立体感はデジタルでも出ています。
ただ、このマウントのデジタル一眼レフは発売されていないので、デジタルではマウント・アダプターを使用せざるを得ません。
そのような不便な思いをしてまで使うこともないな、とも思います。

Carl Zeiss Ultron 1.8/50
M42マウントの50mmレンズではかなりの人気者。
以前、ペンタックスのデジタルとの組み合わせでよく使いました。
よく使っていたころから感じていたことですが、悪くはないけれど特筆すべき点がないように思います。
ただ、見た目のカッコ良さ、デザインの良さは特筆すべき点です。
JPEGファイル・サイズ・ランキングで最下位になるとは思いませんでしたが。

Carl Zeiss Tessar 2.8/50
等倍で見ると言葉がありませんが、全景で見ると、ややユルいものの、それほどではありません。
このレンズ、実はほとんど使ったことがありません。以前イカレックス用のレンズを集めていたので、そのコレクションとして持っていただけなのです。
前述のようにシッカリと絞りきれていなかったのか、オーバー目に写っていますので、テスト結果は不利なものになってしまいました。

Voigtlaender Color-Ultron 1.8/50
かなり好きなレンズです。
上の<へこみウルトロン>同様、ペンタックスのデジタルでは本当によく使いました。
銘板の「COLOR」がオレンジ色のものもあり、コーティングが違うだけのようなのですが、オレンジ色のもの方がフレアーが抑えられているように思います。
そのようなわけで、白とオレンジ、両方持っていたものの、よく使ったのはオレンジ色のものでした。

Planar 1.8/50 Rollei-HFT Made by Rollei
基本構造は上のVoigtlaender Color-Ultron 1.8/50と同じ、違いはコーティングのみと思われます。
こちらの方がオレンジ色のカラー・ウルトロンに近いですが、コントラスト、発色において微妙な差異はあるようにも思います。
なぜ同じレンズをいろいろ持っていたかと言えば、カラー・ウルトロンの兄弟を集めようと思ったから。
くだらないことを考えるものですね。
結局、すべてを集める前に気が変わり、この2本を残したのですが、思い入れが一番強いオレンジ色のカラー・ウルトロンを残せば良かったな、と思います。

Nikon Nikkor-S Auto 50mm F1.4
今回テストした中では一番古く、半世紀近く前に発売されたものです。
にもかかわらず、JPEGファイル・サイズ・ランキングでは2位となっています。立派なものです。
等倍で見てもやや甘さがあるもののカッチリしていますね。もちろん全景で見ると特に問題ありません。

Nikon Nikkor-H Auto 50mm F2
世間で言われているように、シャープさで言えば上のNikkor-S Auto 50mm F1.4よりシャープです。
前後の立体感もこちらの方がより感じられます。
気になるのは上のNikkor-S Auto 50mm F1.4と色合いが異なることです。
これが程度の差によるものなのか、それとも「(古い)ニッコールはカラー・バランスが悪い」と世間で言われていることの証明なのか、それが気になります。

Nikon Ai Nikkor 50mm F1.4
特に良くもなく悪くもなく、非常に無難な写り方。
悪く言えば個性が感じられない写り方で、本来はこういうレンズを使うべきなのかもしれません。
なぜなら写り方云々というよりも、写真自体に説得力がないといけないですから。

Nikon Ai Nikkor 50mm F2
上のAi Nikkor 50mm F1.4よりもシャープです。
光学系が同じである、2つ上のNikkor-H Auto 50mm F2とよく似た描写ですが、カラー・バランスはこちらの方がニュートラルですね。
モノ・コートとシングル・コートの違い、工場出荷からの時間経過の違いによるものなのか分かりませんが、こちらの方が使いやすいです。

Nikon Ai Nikkor 50mm F1.8S
Ai Nikkor 50mm F1.4と同じく、特に良くもなく悪くもなく、非常に無難な写り方。
これまたAi Nikkor 50mm F1.4と同じく、今でもAFレンズで同じ光学系が使われていますが、それも納得です。
ただ何の不足もない分、面白みに欠けるとも言えるのですが。

Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZF
今回テストした中では一番新しいもので、唯一発売当初よりデジタルでの使用も前提として発売されたものです。
予想通りJPEGファイル・サイズ・ランキング堂々1位。
上に挙げたCarl Zeiss Planar T* 1.4/50 AE(J)とよく似ていますが、コントラストはこちらの方が良いですね。
モノクロ・ネガでの印象だと、こちらの方が前後の立体感が出るように思うのですが、今回のテストではそのような印象を持たなかったのが意外でした。
上のCONTAX用プラナーのところで「不便な思いをしてまで(デジタルで)使うこともない」と書きました。
それは良く似たこのレンズがあるので、使っているデジタル一眼レフのマウントに合ったものを使えば良い、という理由からです。


というわけで、手持ちの50mmレンズ13本を比べてみました。
この中から好みを選ぶなら、Canon EF 50mm F1.4、Nikon Ai Nikkor 50mm F2、Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZFです。
具体的な理由のない、単に好きなんだ、というだけの理由ですので、異論はあるでしょうが、ご承知ください。
レンズ交換の際にカメラを動かしてしまったこと、背景にはもっとカラフルで柄のあるものを使えば良かった、前ボケも分かるような位置に被写体を配置すれば良かった、など反省点は数え切れないほどありますが、以前よりやってみたかったことなので満足しています。


なお、原寸大写真は(4278*2848 pixels)下記に置いてあります。
「小さくて分からん。もっとデカイのを!」という方はご覧ください。
http://www.imagegateway.net/p?p=D5kV4MeCd4W
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by daisiweblog | 2010-05-16 17:17 | カメラやレンズのこと | Comments(10)
2010年 05月 16日
50mmレンズ いろいろ撮り比べ その1
手持ちの50mmレンズを数えてみると、キヤノンEF、ヤシカ・コンタックス、M42、ニコンFの各マウントで合計13本ありました。
50mmの画角が好きということと、標準レンズというだけあってMF時代のものは市場にゴロゴロしており、買いやすいので、こんなことになってしまいました。
今までマルチ・マウントの道をまっしぐらに進んでおりましたが、心を入れかえようと思っていますので、処分してしまう前に撮り比べてみることにします。
なお、この道の大先輩、キシロさんが3年前に同様の比較をされております。あれほど詳細なものはできませんが、比較方法、記事内容は可能な範囲内で真似させていただくことにします。
まず、登場するレンズを順にご紹介。見事に偏っています。

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Canon EF50mm F1.4 USM
重量:290g
フィルター径:58mm
最短撮影距離:0.45m
レンズ構成:6群7枚
マウント:キヤノンEF

1993年の発売と、登場から17年経っていますが現行品です。
50mm F=1.4という一眼レフ用標準レンズとしては、非常にスタンダードなスペック。
実写での印象は、開けると柔らかく、絞るとカチッ。APS-Cサイズのデジタル一眼レフに付けると、135版換算で80mm程度の画角になるので、ポートレートにピッタリな感じです。


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Canon EF50mm F1.8 II
重量:130g
フィルター径:52mm
最短撮影距離:0.45m
レンズ構成:5群6枚
マウント:キヤノンEF

こちらはもうちょっと古く1990年の発売。でも現行品です。
マウントはプラスチック、距離表示なしと徹底的に割り切られています。
新品でも1万円程度で購入できるので、単焦点レンズの入門用として一部では「撒き餌レンズ」と呼ばれています。


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Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 AE(J)
重量:275g
フィルター径:55mm
最短撮影距離:0.45m
レンズ構成:6群7枚
マウント:ヤシカ・コンタックス

1975年に発売されたヤシカ・コンタックス・マウントのプラナーです。
このレンズの製造番号は、「581・・・」から始まっているそうですので、今回使用のものは割と初期のものとなります。
「アタリ玉」と呼ばれるものがあるそうですが、このレンズがアタリなのかハズレなのかは分かりません。
実写での印象は、とにかく色のりが良い。ただこれはカラー・ネガでの印象なので、デジタルだと果たしてどうなのでしょうか?
なお、最後の「(J)」とは日本製の意。


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Carl Zeiss Ultron 1.8/50
重量:約250g(実測)
フィルター径:50mm(専用バヨネット式)
最短撮影距離:0.45m
レンズ構成:6群7枚
マウント:M42

1967年に発売されたツァイス・イコン・フォクトレンダーのカメラ、イカレックス35用の標準レンズ。前玉がへこんでいるので、「へこみウルトロン」と呼ばれています。
イカレックスには、専用バヨネット・マウントのものとM42マウントのものがあり、ほとんどのレンズはそれぞれのマウントで発売されています。今回使用のものはM42マウント。
ペンタックスのデジタルでよく使いましたが、柔らかさとシャープさのバランスが良いレンズという印象です。
ただ、絞り環にクリックがなく、アダプター使用の絞込み測光なら問題ありませんが、開放測光なら使いにくいでしょうね。あと感じたのは逆光に弱く、すぐにフレアが出ること。


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Carl Zeiss Tessar 2.8/50
重量:約190g(実測)
フィルター系:50mm(専用バヨネット式)
最短撮影距離:0.45m
レンズ構成:3群4枚
マウント:M42

上のウルトロンと同じくイカレックス用の標準レンズで、こちらもM42マウント。
M42マウントのツァイス・テッサーと言えば、東独ツァイス・イエナのものが有名ですが、こちらは西ドイツ製です(このころはシュトゥットガルトだったのでしょうか)。
実写での印象は、とにかくシャープ。バキバキと音がしそうな感じです。


a0118329_206559.jpg
Voigtlaender Color-Ultron 1.8/50
重量:約180g(実測)
フィルター径:49mm
最短撮影距離:0.45m
レンズ構成:6群7枚
マウント:M42

少し名前が違いますが、実質的には2つ上の「へこみウルトロン」の後継レンズとなります。
ツァイス・イコンがカメラ事業から撤退した際、その設備やノウハウ、<フォクトレンダー>ブランドをローライに移譲します。
その後、Zeiss Ikon SL706を<フォクトレンダー>ブランドで復活させたVSLシリーズの標準レンズとして1974年に発売されたものです。
銘板の「COLOR」の文字が白のものとオレンジのものがありますが、コーティングが異なります。白の物は寒色系、オレンジの物は暖色系のコーティングが施されています。
こちらもペンタックスのデジタルでよく使いましたが、実写の印象は「へこみウルトロン」と大きな違いはありません。絞り環にクリックがあり、こちらの方が使いやすかったです。
ローライのシンガポール工場製。


a0118329_2071164.jpg
Planar 1.8/50 Rollei-HFT Made by Rollei
重量:約180g(実測)
フィルター径:49mm
最短撮影距離:0.45m
レンズ構成:6群7枚
マウント:M42

上のカラー・ウルトロンとは名前が異なるのみで中身は同一のレンズです。コーティングがローライ独自のHFT(High-Fidelity-Transfer)になっています。
フォクトレンダーVSLシリーズのローライ・ブランドでの兄弟機、ローライSL35シリーズの標準レンズに同一のものがあります。
そこまでは分かったのですが、よく分からないのがマウント。ローライSL35は独自のQBMですが、このレンズのマウントはM42なのです。
ネットで検索すると、ソースがハッキリしない非常に不確かな情報ですが、ローライSL35発売当初、ごく少数のみM42マウントのものがあったそうなので、それ用の標準レンズなのではないかと思われます。
こちらもローライのシンガポール工場製。


a0118329_2073195.jpg
Nikon Nikkor-S Auto 50mm F1.4
重量:325g
フィルター径:52mm
最短撮影距離:0.6m
レンズ構成:5群7枚
マウント:ニコンF

ニコンFマウントの50mm F=1.4のレンズとしては最初のもので、1962年の発売(これ以前は58mm F1.4でした)。
1972年にマルチ・コート化、1974年に鏡胴デザインの変更があり、1976年に新設計の光学系に変更されるまで製造されました。


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Nikon Nikkor-H Auto 50mm F2
重量:205g
フィルター径:52mm
最短撮影距離:0.6m
レンズ構成:4群6枚
マウント:ニコンF

ニコンFマウントの50mm F=2のレンズとしては2代目に当たるもので、1964年の発売。
上のNikko-S Auto 50mm F1.4と同じく、1972年にマルチ・コート化、1974年に鏡胴デザインの変更、1977年にAi化、その翌年にAi Nikkor 50mm F1.8が発売されるまで光学系の設計はそのまま製造されました。


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Nikon Ai Nikkor 50mm F1.4
重量:255g
フィルター径:52mm
最短撮影距離:0.45m
レンズ構成:6群7枚
マウント:ニコンF

1977年の発売。
2つ上のNikkor-S Auto 50mm F1.4とは光学系が変更されており、この変更は前年の1976年に行われました。
1977年に露出計連動方式がAI方式に変更されたことから、改めて発売されたものです。
なお、この光学系は、現行のAi Nikkor 50mm F1.4S(MFレンズ)、AiAF Nikkor 50mm F1.4D(AFレンズ)まで同じものが使用されています。


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Nikon Ai Nikkor 50mm F2
重量:220g
フィルター径:52mm
最短撮影距離:0.45m
レンズ構成:4群6枚
マウント:ニコンF

1977年の発売。
2つ上のNikkor-H Auto 50mm F2と同じ光学系ですが、最短撮影距離が60cmから45cmに変更されています(短くなったのは1974年)。
翌1978年に開放F値が少しだけ明るくなったAi Nikkor 50mm F1.8が発売されたことにより、2年弱で生産が終了したレンズです。


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Nikon Ai Nikkor 50mm F1.8S (国内向け)
重量:175g
フィルター径:52mm
最短撮影距離:0.45m
レンズ構成:5群6枚
マウント:ニコンF

1980年の発売。
同年に発売された小型一眼レフ、ニコンEMに合わせて発売されたもの。
1978年に発売のAi Nikkor 50mm F1.8と光学系はそのままに外装のみ薄型化したもので、この光学系は現在発売されているAiAF Nikkor 50mm F=1.8Dにも使われています。
なお、輸出用の同名レンズは、最短撮影距離が60cmと、国内向けの45cmより長くなっています。


a0118329_209796.jpg
Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZF
重量:330g
フィルター径:58mm
最短撮影距離:0.45m
レンズ構成:6群7枚
マウント:ニコンF

2006年の発売。コシナが製造しているもので現行品。
光学系の設計と硝材、コーティングは、ヤシカ・コンタックス・マウントのものと同じだそうですが、絞り羽根が6枚から9枚に変更されています。
まぁ、とにかく良く写るレンズですね。持っている中では一番新しいこともあって非常に現代的ですしね。50mmはコレ1本で十分です。



この13本を使って、屋内の同一条件下で同じ被写体を撮影してみました。
カメラはキヤノンEOS Kiss X2。APS-Cサイズのセンサーを持つカメラですので、135版換算で80mm程度の画角になりますので、レンズ周辺部はまったく写っていないことになります。
M42マウント・レンズにはハンザのものを、ヤシカ・コンタックスとニコンFマウントのレンズにはeBay経由で購入した中国製の安価なアダプターを介して取り付けました。

カメラの設定、撮影データは以下の通りとなります。
----------------------------------------------------------------
 ISO:100
 高輝度側諧調:OFF
 画質設定:ニュートラル (シャープネス、コントラスト、彩度、いずれの設定値もO)
 ホワイト・バランス:マニュアル
 記録設定:JPEG最高画質
 絞り:F=4
 シャッター・スピード:1/5秒
 ピント合わせ:マニュアル (AFレンズも ライブ・ビュー使用)
 撮影距離:約70cm
----------------------------------------------------------------
絞りをF=4にしたのは、キシロさんのテストに合わせただけで深い理由はありません。
WBを固定し、絞りをF=4、シャッター・スピードを1/5秒に設定してシャッターを切っただけです。
ホワイト・バランスは、マニュアル・モードに設定し、白紙を撮影。白紙撮影に用いたレンズは「カラーバランスはISO推奨値とほぼ一致」とメーカーが謳っているCanon EF 50mm F1.4 USMとなります。
写真によって色の差や明暗差がある場合は、そのレンズ固有のクセ、あるいは個体差、また工場出荷からかなりの年月を経過したものが大半ですので、F=4まで絞りきれていないものもあるかもしれませんので、そのせいだと思われます。
三脚上にカメラを設置し、シャッターを切るにも電子レリーズを用いましたが、レンズ交換の際にわずかながらもカメラが移動してしまっています。
また、メーカーはすべてを50mmレンズとして発売しておりますが、厳密な焦点距離に誤差がある場合もあります。そのようなわけで画角の多少のズレはご容赦下さい。
なお、撮影距離は約0.7mとなり、ピントは右側のカメラのシャッター・スピード指標「25」の部分に合わせております。

なお、掲載写真は縮小と文字入れのみでノー・レタッチ、ノー・トリミング。
縮小と文字入れにはAdobe Photoshop Elements 5.0を使用し、JPEG保存には同ソフトの「WEB用に保存」の「中画質」で保存しました。

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上の写真のヒストグラムを並べてみました。
1/5秒、F=4だと、少しオーバーだったようで、すべて白が飛んで、シャドーの締りが悪くなっています。もう半段ほどシャッター・スピードを速くすれば良かったですね。
特にCarl Zeiss Ultron 1.8/50とCarl Zeiss Tessar 2.8/50はシャドー側(左側)が大きく開いています。F=4まで絞りきれていなかったかもしれません。
また中身が同一のVoigtlaender Color-Ultron 1.8/50とPlanar 1.8/50 Rollei-HFT Made by Rolleiの白側(右側)の形が大きく異なるのは面白いです。

上の画像のファイル・サイズが大きい順に並べてみました。
文字入れ前の、EOS Kiss X2のJPEG最高画質で撮ったままのファイルのサイズです。
ファイル・サイズが大きいほど情報量が多いということになりますので、単純に言えば、解像度が高く、周辺が流れていない画像ほどファイル・サイズが大きくなります。
--------------------------------------------------------------
 2,664,228 Byte Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZF        
 2,656,834 Byte Nikon Nikkor-S Auto 50mm F1.4        
 2,640,180 Byte Nikon Ai Nikkor 50mm F1.4        
 2,635,372 Byte Nikon Nikkor-H Auto 50mm F2      
 2,634,249 Byte Canon EF50mm F1.4 USM        
 2,603,570 Byte Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 AE(J)     
 2,580,984 Byte Nikon Ai Nikkor 50mm F2         
 2,529,159 Byte Planar 1.8/50 Rollei-HFT Made by Rollei 
 2,506,375 Byte Nikon Ai Nikkor 50mm F1.8S       
 2,488,931 Byte Canon EF50mm F1.8 II          
 2,467,215 Byte Carl Zeiss Tessar 2.8/50         
 2,461,915 Byte Voigtlaender Color-Ultron 1.8/50     
 2,389,164 Byte Carl Zeiss Ultron 1.8/50         
--------------------------------------------------------------
とはいえ、いずれも画角が微妙に異なる上、写っている範囲も異なりますし、ピントの位置も微妙に前ピン、後ピンがありますので、あくまで参考程度とお考えください。

なお、原寸大写真は(4278*2848 pixels)下記に置いてあります。
「小さくて分からん。もっとデカイのを!」という方はご覧ください。
http://www.imagegateway.net/p?p=D5kV4MeCd4W

「50mmレンズ いろいろ撮り比べ その2」に続く。
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by daisiweblog | 2010-05-16 17:03 | カメラやレンズのこと | Comments(6)