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2010年 03月 28日
丈夫で長持ち Nikon Nikomat FT
入手して1年ほど。
このカメラで撮った写真をアップしてから、記事にしようと思っていましたが、一向にその気配がありません。
というわけで、カメラのことだけネタにします(^^;


Nikon Nikomat FT 仕様一覧
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  発売: 1965年7月
  発売時価格: 30000円 (ボディのみ)
  フォーマット: 135判 24×36mm
  マウント: ニコンFマウント
  シャッター: 上下走行式金属幕メタルフォーカルプレーン
  シャッタースピード: B、1sec.-1/1000sec. X/M=1/125sec.
  ファインダー: ペンタプリズム使用、アイレベル式
  ファインダー視野率: 92%、倍率=×0.86
  測光方式: TTL平均開放測光
  バッテリー: MR9 X1
  外形寸法: 148×95×54mm
  重量: 745g (電池含まず)
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(高価な)ニコンFと同じレンズが使える廉価版を作ろう、ということで生まれたニコマート・シリーズ。本機はそのニコマート・シリーズの第1弾です。

メーカー自体が「廉価版」と認めているためか、「廉価版だから・・・」、「安物だから・・・」とあまり良いように言われることがないようです。が、実際に手に取ってみると、その考えは覆されます。とにかくシッカリ、ガッチリしている。現在のデジタル一眼レフやAF一眼レフの廉価版と同列に考えると、返り討ちに遭います。
このカメラも真っ逆様に落ちたことがあるようで、ペンタ部にへこみはあり、裏側に歪みがあります。裏側が歪むほどですから、かなりの衝撃を受けたと予想されますが、動作には何の問題もありません。

では、順を追ってご紹介します。


電池ボックスは底にあります。
このカメラの電池は露出計にしか使用しませんので、入れていなくてもシャッターは全速切れます。
電池はMR-9という水銀電池で、現在は入手できません。アダプターを使ったり、輸入品の水銀電池を使う方法がありますが、シャッターと連動しない露出計なら無い方が使いやすいので、電池は入れていません。

写真左下にある奥まったところにあるボタンは巻き戻しボタン。
撮影終了後、フィルム巻き戻しの際、このボタンを押しながら巻き戻しクランクを回します。


ボディ背面です。見事に何もありません。
ファインダー・アイピースや視度補正レンズはFM系列のものがそのまま流用でき、これは現在でも新品で販売されています(現在は「FM3A」用と明記されています)。この辺りはニコンの良いところです。

裏ブタの開け方ですが、裏から見て向かって左側、シンクロ接点の下のレバーを引き下げると開きます。
50年代のプラクチカやエディクサと同じ方式。この辺りに時代を感じますね。


裏ブタを開けたところです。
左側にパトローネを入れ、右側の白い部分の隙間にフィルムのベロを入れる。まぁ、普通の入れ方です。

ファインダー・アイピースの左側に歪みは見えます。
入手したとき、この歪みはもっと大きいものでした。そのせいで裏ブタが開きにくかったのですが、ゴム板を挟んでペンチで叩くとすんなり開くようになりました。
ね?頑丈でしょ?


軍幹部です。
左から、巻き戻しクランク、露出計、ペンタ部、絞り込みボタン、フィルム・カウンター、シャッター・ボタン、巻上げレバーとなります。シャッター・ダイヤルがないので、スッキリしています。
ファインダーを覗かなくても露出計が確認できるのが良いところですね(使ったことはないですが・・・)。
なお、シャッター・ボタンにはサード・パーティ製のレリーズ・ボタンを付けています。

露出計の下に製造番号が記されていますが、「FT ・・・」という表記方法はこの次のFTNでも同じ。なので、ネット・オークションを見ていると、FTNをFTとして出品している例が多いです。
では、どこで見分けるのかと言うと、露出計の上に「N」と書いてあるかどうか。これで見分けられます。


レンズを外した状態です。
左側にはセルフ・タイマー・レバー、右側にはレンズ脱着ボタンとミラー・アップ・レバーがあります。
馴染みが薄いのはミラー・アップ・レバーでしょうか。下に押し下げるとミラーが上がりっぱなしになります。
今のデジタル一眼レフでライブ・ビューで撮影するときを同じ状態ですが、当然ライブ・ビュー機能などありません。
では、何のためかと言うと、ミラーを上げないと取り付けられないレンズがあったから。
FM以降のボディでは省かれた機構なので、有名なニッコールO 2.1cm F=4(高価ですが・・・)や、コシナ・フォクトレンダーのヘリヤー12mmや15mmを使うボディとしては最適ではないでしょうか。
ちなみに、ミラー・アップした状態でもシャッター音は大きいです。レンジファインダーと同じように・・・とはいきません。


マウント基部です。
軍幹部にないシャッター・ダイヤルはここにあります。


マウント基部を反対側から見たところです。
フィルム感度とレンズの開放値を設定します。が、露出計を使用しないなら、関係のない部分です。
合わせ方ですが、写真右奥の白い部分を前(写真の状態では上)に押しながら回して、取り付けるレンズの開放F値を使用するフィルムの感度の値に合わせ・・・るのだと思います。多分・・・(^^;
その辺は電池を入れて、いろいろやってみて下さい。

なお、レンズの取り付けですが、ツメの付いているレンズの場合、
1. 絞りをF=5.6に合わせる
2. ボディ側のツノを向かって右いっぱいに回す
という下準備が必要です。面倒くさいです。

製造期間の長さ、販売量の多さで、中古市場に一番良く出てくるニコマートは2代目のFTNです。
FTと比べると、ファインダー内でもシャッター速度を確認できたり、レンズ開放値の設定が楽になっていたりして、使い勝手は良くなっています。
ただ、実際に両機を並べて触ってみると、造りの点で言えば、FTの方が良いような感じがしました。FTNはファインダーの四隅が流れたんですが、FTはピシッと見えたんです。
「FT、FTN、どっちでも好きな方をあげる」と言われていただいてきたものですが、使い勝手を求めるなら、もっと後の時代のカメラを使えば良いわけで、造りの良いFTをいただいた、というわけで、手元にあります。
せっかくいただいたものなので、使おう、使おうと思いながらも、便利なAEが付いたFE2やF-801Sを使ってしまうのです。

大阪府八尾市
Canon EOS Kiss X2
Canon EF-S 18-55mm F=3.5-5.6 IS
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by daisiweblog | 2010-03-28 15:08 | カメラやレンズのこと | Trackback | Comments(10)
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Commented by 渡り鳥 at 2010-03-28 16:50 x
いや~っ、やっぱり、この時代のカメラはいいな~。
いかにも、”メカ”という感じがして。

最近のカメラと違ってプラスティック使ってないトコがいい。
カメラはやっぱりメタリックでないと。

だからアタシはCONTAX S2bとNIKON F100使ってるんです。
CANON EOSはなんか、プラスティック多用して安っぽいし・・・・。

逆にコンデジはCANON IXY。
NIKONのコンデジはプラスティッキーで。
Commented by いけみ at 2010-03-28 22:15 x
実働個体ならフィルムを通してあげましょう(笑)
案外、使いやすくて気に入るかもしれません、よ(^_^)
Commented by 岳の父ちゃん at 2010-03-28 22:36 x
こんばんわ!
私が中学~高校で使っていたのがFT-nなんです。(親父からの借り物ですが)
すっごい頑丈だったです。だから親父が貸してくれたんですね。
親父よりもたくさん撮りましたよ。懐かしいナ~。
Commented at 2010-03-28 23:00
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by daisiweblog at 2010-03-29 12:17
*渡り鳥さん
真鍮のカタマリですものね。
電気的に動く部分なんてほとんどなくて、ほとんどの動作を機械的に制御していますし。

EOSは割り切ってますからね。非常にプラスチッキー。
高いのだとシャシーが金属ですけど、外装はプラスチッキーなままですから、機械としての魅力はないですね。
その点、F100はマグネシウムですものね。質感だけでなく、握った感じがガッチリしてて好感触なカメラです。
Commented by daisiweblog at 2010-03-29 12:19
*いけみさん
仰るとおりです。
何事も言い返せません。。。(^^;
テスト撮影だけはしたんです。シャッター速度変えながら、絞り変えながら。
ネガでしたけど、普通に写ってましたから、動作は問題ないんですけどね。。。
Commented by daisiweblog at 2010-03-29 12:22
*岳の父ちゃんさん
こんにちは。
ニコマートを使っておられたのですね。
最初は世間一般と同じく、「廉価版でしょ?」と思ってましたが、実際手にしてみると、シッカリしているのに驚きました。
Fマウントを使いたいのなら、これで十分ですものね。Gレンズ以外は、ほとんどのレンズが使えますし。
Commented by daisiweblog at 2010-03-29 12:25
*鍵コメ 2010-03-28 23:00 さん
コメントいただき、ありがとうございます。
この時代のカメラは元気なものが多いですね。
ファインダー覗いて、ピント合わせて、空シャッター切ってるだけでも楽しいです(^^)
Commented by yue-tukishiro at 2010-03-29 17:10
ニコマート、学生の時に使っていたのを思い出し探してみたらまだありました。
多分このブログを読んでいなかったら未だに押し入れの肥やしだったかも?
ニコンに問い合わせたところまだモルトの交換&清掃はやってもらえるとの事なので来週にでも持って行こう思います。
ちなみにうちの個体はELです。
Commented by daisiweblog at 2010-03-29 20:00
*yue-tukishiroさん
yue-tukishiroさん宅の押入れに眠っていたニコマートが復活する一助になって良かった(^^)v
EL、購入候補にしたことがあります。
プラナー50/1.4 ZFとの組み合わせなら、大きさ、重さのバランスが良かったんです。
でも、電池の問題があるので、踏み切れませんでした(^^;
黒ボディもいっぱいあるので、魅力的なんですけどね。。。


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